すぎのこ作業所、第二すぎのこ作業所があり、また第二すぎのこ作業所に併設する「わ」では、商品販売を行なっています。
利用者の方が作業に集中できるよう、道具の整理には注意を払っています。また、新しい作業(ちょっと難しい作業やちょっと使い方の難しい道具)を定期的に用意し、マンネリ化しない工夫も行なっています。他の人と一緒のスペースでの作業が難しい方には別室をご用意したり、室内作業だけでなく、室外での作業や体を動かす作業なども取り入れています。
すぎのこ作業所では、陶器(花瓶、皿、茶碗、湯のみ等)、木工(椅子、テーブル、なべ敷き、その他創作木工製品)、手すき紙作りを中心に制作しています。その他、利用者の方の適性や体調に合わせて、手芸、下請け業務、空き缶リサイクルなどの業務を行なっています。
第二すぎのこ作業所では竹炭(お風呂用、室内用、園芸用、木炭)、手芸品(縫製品、ビーズ、エプロン、手すき和紙)の制作の他、名刺等の印刷物、下請け業務、空き缶リサイクルなどの業務を行なっています。「わ」を併設していること正面のなまこ壁は、すぎのこ作業所で製作した陶器でできています。
本人の体調や状態に合わせて休憩をとりながら、1日5時間程度の作業を行なっています。ただ単調な作業を行うのではなく、木工作業では、利用者の方の絵を参考に、職員が形にするなどの取り組みも行なっています。
陶芸・裁縫・木工などの作業を通じて、指先を使うことは脳への刺激にもつながり、最初は苦手だった作業もスムーズに行うことができるようになっていきます。
自分がこれを作っている!という自信、世の中の何かに携わっているという感覚、お客さんや他の利用者とのつながり…など、作業所を利用することで得られるものはとても多いです。
作業所で得た経験を、普段の生活にも積極的に活かしていこうと思っていただけるようサポートすることが、私たちの役目であると考えています。利用者の方の気持ちをよく聞いて、困難を解消できる環境づくりを心がけています。言葉でのコミュニケーションが難しい方でも、「人となり」に注目し丁寧に対話することで、お互いに良好な関係が構築できるよう努めています。
Aさんの場合
障害のある方が受けることができる「障害福祉サービス」には、いろいろな種類があります。たとえば、自宅で生活するための支援があるのかとか、通って活動する場所はあるのか、困ったときに一時的に泊まることができるのか、なんて具合です。このような「障害福祉サービス」を利用したいと思ったときには市町村に申請します。
申請する際に、どのサービスを利用すればいいのか、どれくらい利用すればいいのかなどの「サービス等利用計画」を作ります。これがご利用者様ご自身の要望やニーズに沿ったものなのかを相談しながら計画を作ります。実際にサービスを提供する事業者、具体的には居宅支援事業者や生活介護事業者、就労継続支援事業者などの関係各所と、サービス利用についての連絡や調整も行います。
相談支援事業所の活動は、このようにして「障害福祉サービス」の利用を支援することです。
僕も最初は仕事ができるか心配でした。でも来てみたら意外となんとかできるようになって2年が経ちました。
ぼくは病気ですが、楽しいこともあるので、来てみて一緒にやりましょう。
大変なこともあるけど、ずっと家にいるよりはいいよ。
月に1回ほど、利用者の余暇の充実のため、お花見、食事会などのイベントを企画しています。また、毎月利用者の誕生会も開かれています。他にも、スポーツレクリエーション大会(9月)など、地域のさまざまな催しに参加します。
すぎのこ作業所の理念や施設概要は「理念・概要」のページで詳しくご紹介しています。
▼ すぎのこ作業所
〒413-0713 静岡下田市加増野376-4
電話/Fax 0558(28)0123
▼ 第二すぎのこ作業所
〒413-0711 静岡県下田市相玉115
電話/Fax 0558(28)0557
▼ わ(第二すぎのこ作業所併設)
陶芸品・木工品・手芸品・紙製品などのすぎのこ作業所製品を販売
年中無休(年末年始を除く)
制作:第一クリエイティブ 様
見学してみたい、自分でも利用できるか相談したい等、まずはお気軽にご相談ください。
〒413-0713 静岡下田市加増野376-4
電話/Fax 0558(28)0123