覆育会について(法人概要)

覆育会のミッション

覆育という言葉の持つ意味は、人間を始めとした万物が宇宙的な規模の大自然に覆い育てられているという意味のようである。個人が個人として、より個人的に生きることの尊さ。その自覚の原点が、覆育という大自然に覆い育てられているという自己の置かれている立場の再認識にあると思う。自然の摂理に恐れおののき、自然の恵みに平安の喜びを味わい、個人個人がそれぞれに、人と自然とのかかわりの体験に目覚める時に、はじめて人間本来の生き方のようなものが個々の中に確立され、生き生きとした人間社会の構築に実るのではないだろうか…江尻彰良著「覆育の青春」より。

江尻さんは、40年にわたり、瀬戸市で障害のある人たちのお世話をしています。すぎのこ作業所は、陶器製作で行う粘土のお世話をしていただくとともに、様々なご教示を頂いてきました。私たちの運営の指針としても、一人一人の歴史と生きている状況を尊重し、本人のあたりまえの幸せと、お互いが他者と自然を介して様々なことを学び、育てあうことを大切にしていきたいと思います。

覆育会の主な事業紹介

すぎのこ作業所

就労継続支援B型事業所。陶芸、木工、手芸、紙すきなどの活動を行います。

すぎのこ相談室

障害のある方、保護者、その他の関係者からの相談に専門員が対応します。

賀茂障害者就業・生活支援センター

障害のある方が活き活きと働き続けるための支援に取り組んでいます。

すぎのこ作業所の成り立ち

昭和55年(1980年)
すぎのこ作業所開設(4月)
 - 下田市心身障害者(児)小規模授産所(定員10名)
 - 運営主体:下田市手をつなぐ親の会
昭和56年(1981年)
国際障害者年(テーマ「完全参加と平等」)
昭和60年(1985年)
第二すぎのこ作業所施設建設(3月)
 - 静岡県単独制度小規模授産所B型
平成12年(2000年)
社会福祉法改正
 - 小規模な社会福祉法人が認可対象となる
平成13年(2001年)
社会福祉法人覆育会設立(6月)
 - 運営主体:社会福祉法人に移行
 - 知的障害者小規模通所授産施設指定(7月)
平成18年(2006年)
障害者自立支援法施行(10月)
就労継続支援B型事業所指定(10月)
平成22年(2010年)
賀茂障害者就業・生活支援センター わ開設(4月)
平成25年(2013年)
すぎのこ相談室静岡県から指定を受ける(4月)
平成27年(2015年)
すぎのこ相談室下田市から指定を受ける(7月)

事業報告

社会福祉法に基づき、事業報告書を公開しています。地域社会に貢献する法人のあり方を徹底しています。